にんにく臭のする本が送られてきた
実家から「読ませたい本」が送られてきました。
今回は、母からの手紙付き。
その本は孫であるうちの子どもに読んで欲しいということでしたが、
もれなく私も読むようにと手紙には書いてありましたw
そしてそのあとに続けて、
自分が子育てをしていた頃は仕事に追われて、おばあちゃんに子どもの世話を丸投げしていたので あまり構ってあげられなかったこと、
この本を読んでいかに自分が常識知らずだったかを知った、というような、自分の反省点などが書かれており、ためになるから私にも本を読んで勉強してほしいという内容でした。
パラパラと軽く読んでみたら、あまりに一般的なことばかりで。
中学・高校生が読むなら「なるほど」と思うでしょうが、
私には「うん、そりゃそうだよね。」って感じでした。
やはり中高生向けの本というかんじでした。
もしかして母は、そんなことも知らずに年を重ねてしまったのだろうか、
そして、私がそこまでものを知らないと思っているのだろうか・・・(汗)
大丈夫。子どもは子どもで何とかしようとするものです。
忙しかった母から マナーなど教わった記憶は殆どないけれど、
元々自分の振る舞いに自信がなかった私は 自分で調べたり人の行動を見て、
一般的に恥ずかしくないレベルのマナーは 一応勉強してきたつもりです。
日常生活・社会生活のなかで得られる常識や暗黙のルールだったり 地域やコミュニティー特有のマナーって、実際にそこで経験を積まないと分からないことも多い。
そう感じます。
私もまだまだ経験が足りないけれど、
おそらく母は 私以上にそういう経験が少なかったのだと思います。
大学を卒業して 社会での常識もよく分からないまま、生徒や保護者から「先生、先生」と敬われる、「いい時代」に教員生活を送ってきたうちの両親。
父も母も、退職してから友達との付き合いを通して
今まで知らなかったマナーや常識などに気づいたのかもしれません。
母はママ友・ご近所付き合いは、ほぼナシでした。
ちょっと天然ぽいところがあり、自分の言動にも自信がなさそう。
いつも父から自分の言動を否定されている。
これって常識から外れてない?と感じていても、父が超合理主義なので、無駄な時間・無駄な付き合いは必要ない!と撥ね退けていたし、人との交流も制限されていたのでしょうね。
その、送られてきた本ですが、にんにく臭がしまして(^^;
母が何も言わずに荷物の中に「黒にんにく」を同梱していたのです(*_*)
発酵しているので 普通のにんにくより臭くないとの事でしたが、
やっぱりにんにくはにんにく。
ジップロックに入っていたけれど、箱の中はにんにく臭で充満しておりました。
袋に入れてもニオイは漏れるし、ちゃんとチャックが閉まってなかった(*_*)
届いたことを電話すると、父が電話に出ました。
私は父と電話で話す時、とても緊張します。早く切りたい。
どうやら自作の黒にんにくらしく、得意げに作り方を説明しはじめました。
そして、体にいいから食べろと。
黙って送ってきたのは、私にいらないと断られるから。
母は おそらく父から「これも送るように。」と
本と一緒に送るように言われ、慌てて箱に入れたのでしょう。
リビング中がにんにく臭。
ちょうど頭痛が酷かったので、ニオイに敏感な私はしんどくなってきて、
外は暗くなっていましたが 百均でガラスの密閉容器を買ってきました。
しばらく冷蔵庫へ突っ込んでいましたが、ようやく食べてみようという気持ちになりました。
「物には罪がない。」
そう自分に言い聞かせて(^^;
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食べてみたら、まあまあ美味しい。
普通のにんにくよりは食べたあとのニオイが少ないかな?
といった感じでした。
良かれと思ってしてくれている部分もあり 暴走すると止められないのが辛いですが、
体にいいし、物には罪はないんだと思って 少しずつ料理に使っています(笑)
本に付いたにんにく臭も、時間が経って気にならなくなりました(^^)