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~ HSPが生きやすくなるブログ ~

子どもの体調と親の機嫌

 

私は生まれつき扁桃腺が大きく、子どもの頃はしょっちゅう熱を出していました。

 

大人になってから扁桃腺は手術して取ってしまったのですが、

時々酷い風邪を引いていました。

 

子育ての過程で 子どもの風邪をたくさんもらったせいか、

今はあまり風邪を引かなくなりましたが(笑)

 

両親は共働きでしたが、近くに住む母方の祖母が私の面倒を見てくれていたので、

子どもの頃 私が体調を崩しても、親は仕事を休まずに済みました。

本当に有難かったと思います。

 

父はすぐにイライラして怒鳴ることが多く、

家庭の中はピリピリした雰囲気が流れていた子供時代でしたが、

家族が体調を崩した時も不機嫌になっていました。

 

自分の目の前で家族が具合が悪そうな素振りを見せると、

ここで具合の悪い恰好を見せるなと怒られました。

 

気持ちが悪くて泣いていた時に 後ろから背中を蹴られた日のことは、

今でも忘れられません(汗)

 

どうしてそんなにイライラするのか、最初は意味が分かりませんでした。

 

恐らく、自分の思い通りに予定が進まないことに苛ついていたんだと思います。

今もそれは変わっていません。

 

具合の悪い人が自分の視界に入るのが気に入らない。

心配よりもイライラが優先するんです。

父が同じ空間にいるときは、ちょっと茶の間で横になるとかできませんでした。

 

小さい頃って、具合が悪い時に親がそばにいてくれると安心すると思うのですが、

うちはそれができませんでした。

 

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なので体調が悪い時は、自分の部屋でじっとしていました。

 

父は40を過ぎた頃から喘息を発症し、発作が出て入院したことがあるのですが、

自分がギリギリまで我慢して病院へ行かなかったのに、

母が察してくれなかったことに腹を立てていました。

 

自分の具合が悪いと大騒ぎするくせに。

子供かよ!と内心突っ込んでいました。

 

いつも自分中心で、相手の立場に立って物事を考えることができない人なのです。

 

大学を卒業して実家へ戻って間もなく、私は夜中に腹痛と下痢が止まらず、

父に救急へ連れていってもらいました。

 

また具合が悪いと言ったら父の機嫌を損ねるからお願いしたくなかったのですが、

どうにも我慢できなくて、親を起こしてお願いしました。

 

その時は何も言われませんでしたが、手間をかけてしまった罪悪感と

いつ怒られるんだろうという不安に駆られました。

 

小さい頃から風邪を引きやすかった私は、

大人になってから帰省する時も 咳をしたり鼻水が出ていることがあって。

 

すると、父は決まって

 

「あんたはいつも具合が悪いんだな。」

 

と言うんです。それが嫌で嫌で。

 

好きでこうなっているわけではないのに(^^;

 

 

うちの子どもが小さい頃に高熱が続き、私も体調が悪かったため

母がしばらくの間(2、3日)我が家に手伝いにきてくれたのですが、

気を遣った母が留守番をしている父に電話をしたら、

 

「俺は1人でもどうにでもなるから構うな。もうずっとそっちに居たらいいだろ!」

 

と不機嫌そうに言われ・・・

 

家事の殆どが出来ない父なので、母は孫の看病をする時にも父を気にかけなくてはいけない。

 

常に自分優先でいてほしいのでしょうかね(*_*)

 

しまいには母に

 

「外を出歩いてばかりで、家の事に気が向いてない」

 

と言う始末。

 

孫の看病に私のアパートへ来てくれただけなのに。遊びに来た訳じゃないのに。

 

そして母は罪悪感を感じるわけです。万事そんな感じ。

 

そうなると私も母に頼るのが申し訳なくなるんです。

 

ハッキリ言ってモラハラだと思います。

 

 

先月、父が骨折で入院していたのですが、

今は退院して自宅療養しています。

 

親だから体調がすぐれないと聞けば心配にもなりますが、

子ども時代に感じたあの悲しい感情がよみがえり、

複雑な気持ちになります。

 

これからもっと高齢になって病気になったり介護が必要になった時、

私は自分の親に優しくできるのか ちょっと自信がありません。

 

そうならないために、できるだけ元気でいてもらわないと(^^;

 

お互いに適度な距離で元気でいるのが、精神衛生上よさそうです。