sensaiさんでも楽しい生活。

~ HSPが生きやすくなるブログ ~

今読んでいる本について

 

最近、こんな本を読んでいます。

 

f:id:pomachan2020:20210306085234j:plain

 

「子どもの脳を傷つける親たち」

 

夫婦喧嘩って子どもに何か影響があるのかな?

ふと そんな疑問が湧いてきて、ネットで検索していたところ

この本を見つけました。

 

まだ読んでいる途中ですが、

親から受ける虐待が

子どもの脳にダメージを与えるという内容。

 

身体的虐待・性的虐待・精神的虐待と

大きく3つに分けられますが、

それぞれ脳のダメージ(=萎縮)を受ける場所が違います。

 

虐待を受けたことにより脳に影響を及ぼし、

それが愛着障害の原因にもなっているということが

研究結果から判明したそうです。

 

特に精神的虐待は、本人に対してだけでなく、

例えば両親の夫婦喧嘩を子どもの前ですることも

脳にダメージを与え、肉体的・性的虐待よりも

影響が大きいというのです。

 

もしかしたら 私がこれほどまでに自己肯定感が低く

自分が存在することが申し訳ないと感じるのは、

HSP気質も関係があるとは思いますが、

物心がついた頃から両親の喧嘩が絶えない環境だったのも

原因の一つでは?という気がしています。

 

身体的暴力のほうがダメージが大きいと思っていたので

意外でした。

 

実家へ帰省すると、今でも父親が母親のことをなじっています。

これはもう 日常的なもの。

 

母は慣れっこというか、感覚が麻痺しているようですが

久々にあの怒鳴り声と母を全否定する言葉や

自分のほうが有能だという言葉を聞くと、

子どもの頃に感じた嫌~な記憶が呼び戻されます。

 

一緒に帰省した夫も子どもも、

そのやり取りで 重たい気分に。

 

そういう言葉に 私は敏感に反応してしまうんですよね。

そしてなぜだか自分自身の存在まで否定的になってしまうんです。

 

恐らくこの思考が、「脳のダメージ」なのかもしれません。

 

子どもが小さいから記憶に残らないだろうと、

目の前で怒鳴り合いの喧嘩をしたり、

否定的な言葉で貶したりするのは

本当によくないと思います。

 

子どもにとって親は「安全な場所」でなければならないはずなのに

そう思えなかったら不安しかありません。

何を拠り所にすればいいかわかりませんよね。

 

私が子どもの頃、共働きの両親に代わって

祖父母が面倒をみてくれていました。

 

仕事帰りに両親が祖父母の家に私を迎えにきて

連れて帰るのですが、家へ帰ると

食事の支度が遅い母に父がイライラして、

食卓の雰囲気は決していいものではありませんでした。

 

何処に地雷があるか分からず、

私たち姉妹も いつもビクビク。

なので 当時私の安心できる場所は祖父母の家であり

祖父母が安心できる人だったのだと思います。

 

子どもにとって一番安心できるのは、

産んでくれたお母さんが一番身近で一般的かと思いますが、

うちの母は何となく人に対してよそよそしいところがあり、

充分に甘えた実感がないんですよね。

 

f:id:pomachan2020:20210308091530j:plain

 

恐らくですが、父に怒られないように気を遣うあまりに

子どもたちの気持ちを考える余裕がなかったのではないかと。

 

物心がついた頃には妹が生まれて、

甘えるのをガマンしていた気がします。

 

だからか、「私なんていないほうがいいんでしょ!」と言ってみたり

すぐお腹が痛くなっていた記憶が残っています(^^;

 

ちょっとめんどくさい子どもだったかもしれません・・・

親に丸ごと受け入れてもらえているという実感がないまま

大人になってしまったような気がします。

 

今になって、母は「もっとああしてやればよかった」「ごめんね」

と言ってくることがあるんです。

 

私はそのことに対して恨む気持ちはありません。

 

小さい頃は あまり構ってもらえなくて寂しい思いもしましたが、

忙しく働いて 私たちを大学まで出してくれたことや

孫たちを可愛がってくれることは本当に感謝しているので。

 

ただ、小さい頃に受けた心の傷は、なかなか消えてくれませんね(^^;

自己否定が時々顔を出す。

 

ブログをやっていると、私と同じように

自分を好きになれず苦しんでいる人が

割と多いなと感じますし

とても共感できるんです。

 

その人たちが 少しでも気持ちが楽になれるといいな、

そして私も そうなれるといいなと思っています。

 

色んな本を読んだり自分の気持ちをブログに書きだすことで

少しずつ自分を好きになれるように変えていきたいです。