今読んでいる本について
最近、こんな本を読んでいます。
「子どもの脳を傷つける親たち」
夫婦喧嘩って子どもに何か影響があるのかな?
ふと そんな疑問が湧いてきて、ネットで検索していたところ
この本を見つけました。
まだ読んでいる途中ですが、
親から受ける虐待が
子どもの脳にダメージを与えるという内容。
身体的虐待・性的虐待・精神的虐待と
大きく3つに分けられますが、
それぞれ脳のダメージ(=萎縮)を受ける場所が違います。
虐待を受けたことにより脳に影響を及ぼし、
それが愛着障害の原因にもなっているということが
研究結果から判明したそうです。
特に精神的虐待は、本人に対してだけでなく、
例えば両親の夫婦喧嘩を子どもの前ですることも
脳にダメージを与え、肉体的・性的虐待よりも
影響が大きいというのです。
もしかしたら 私がこれほどまでに自己肯定感が低く
自分が存在することが申し訳ないと感じるのは、
HSP気質も関係があるとは思いますが、
物心がついた頃から両親の喧嘩が絶えない環境だったのも
原因の一つでは?という気がしています。
身体的暴力のほうがダメージが大きいと思っていたので
意外でした。
実家へ帰省すると、今でも父親が母親のことをなじっています。
これはもう 日常的なもの。
母は慣れっこというか、感覚が麻痺しているようですが
久々にあの怒鳴り声と母を全否定する言葉や
自分のほうが有能だという言葉を聞くと、
子どもの頃に感じた嫌~な記憶が呼び戻されます。
一緒に帰省した夫も子どもも、
そのやり取りで 重たい気分に。
そういう言葉に 私は敏感に反応してしまうんですよね。
そしてなぜだか自分自身の存在まで否定的になってしまうんです。
恐らくこの思考が、「脳のダメージ」なのかもしれません。
子どもが小さいから記憶に残らないだろうと、
目の前で怒鳴り合いの喧嘩をしたり、
否定的な言葉で貶したりするのは
本当によくないと思います。
子どもにとって親は「安全な場所」でなければならないはずなのに
そう思えなかったら不安しかありません。
何を拠り所にすればいいかわかりませんよね。
私が子どもの頃、共働きの両親に代わって
祖父母が面倒をみてくれていました。
仕事帰りに両親が祖父母の家に私を迎えにきて
連れて帰るのですが、家へ帰ると
食事の支度が遅い母に父がイライラして、
食卓の雰囲気は決していいものではありませんでした。
何処に地雷があるか分からず、
私たち姉妹も いつもビクビク。
なので 当時私の安心できる場所は祖父母の家であり
祖父母が安心できる人だったのだと思います。
子どもにとって一番安心できるのは、
産んでくれたお母さんが一番身近で一般的かと思いますが、
うちの母は何となく人に対してよそよそしいところがあり、
充分に甘えた実感がないんですよね。
恐らくですが、父に怒られないように気を遣うあまりに
子どもたちの気持ちを考える余裕がなかったのではないかと。
物心がついた頃には妹が生まれて、
甘えるのをガマンしていた気がします。
だからか、「私なんていないほうがいいんでしょ!」と言ってみたり
すぐお腹が痛くなっていた記憶が残っています(^^;
ちょっとめんどくさい子どもだったかもしれません・・・
親に丸ごと受け入れてもらえているという実感がないまま
大人になってしまったような気がします。
今になって、母は「もっとああしてやればよかった」「ごめんね」
と言ってくることがあるんです。
私はそのことに対して恨む気持ちはありません。
小さい頃は あまり構ってもらえなくて寂しい思いもしましたが、
忙しく働いて 私たちを大学まで出してくれたことや
孫たちを可愛がってくれることは本当に感謝しているので。
ただ、小さい頃に受けた心の傷は、なかなか消えてくれませんね(^^;
自己否定が時々顔を出す。
ブログをやっていると、私と同じように
自分を好きになれず苦しんでいる人が
割と多いなと感じますし
とても共感できるんです。
その人たちが 少しでも気持ちが楽になれるといいな、
そして私も そうなれるといいなと思っています。
色んな本を読んだり自分の気持ちをブログに書きだすことで
少しずつ自分を好きになれるように変えていきたいです。