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~ HSPが生きやすくなるブログ ~

子どもに感謝を強要する親

「裏切られた。」

 

私が親の望んている道へ進まなかったから。

進学も就職も、同じことを親から言われました。

 

そして、「それなのに こんなに子どものために色々考えてやって、お金を出してやっている親は他にはいないんだぞ」となりますw

親の期待を裏切られても、援助してやっているんだから感謝するべきだと。

 

ありがとう。そして申し訳ありません。でもなんかモヤモヤする・・・

 

言われるたび、期待を裏切ってしまった罪悪感と同時に 早く親の元から離れたいという思いがこみ上げてきました。

 

私たちは生まれてくる時、親を選べないし、

親も生まれてくる子供を選べない。

 

でも、どんなにダメな子どもだって、期待通りにいかなくたって、無条件に応援して欲しかった・・・

ダメな娘にお金をかけてくれた親に感謝はしているけれど、罪悪感のほうが勝ってしまいます。

 

 

以前我が子に言ってしまって、ハッとしたことが。

 

習い事の教室が遠いので、私は毎週 結構な距離を送り迎えしていました。

練習もきちんとしなくて、ちょっとイライラしていた時、

「いつも送り迎えしてるのに、ありがとうの気持ちもないの?送ってもらうのが当たり前だと思っているの?」と

子どもに言ってしまったんです。

 

自分が日ごろから親に言われてきた言葉を、我が子にも言っていました。

恐ろしい・・・

 

返ってきた言葉は、

 

「うん。」

「だって親だから。」

 

子どもの世話をしている時、こき使われているとは思わないし、親だから当たり前に送り迎えしているだけ。

 

そうだよね!

 

我が子から、毒親の負の連鎖になりそうなきっかけを断ち切ってもらえた瞬間でした。

 

我が子よ、ありがとう!気づけてよかった。

 

自分で産んだ子どもの世話をするのは当たり前だし、親の義務。

サポートにいちいち感謝を強要するなんて、本当はおかしい事なんだよね。

 

今まで私は日常生活の中で、自分の親から送り迎えをしてもらったり何かを買ってもらったりした時、毎回「ありがとうございました。」とお礼を言わないと

「やってもらって当たり前だと思ってる、感謝の言葉もないのか」

と不機嫌になるので、言わなければならないと思い込んでいました。

 

もちろん私も、自分ではできないことを親から助けてもらって 有難いと思っていたし、自然にありがとうの気持ちを伝えていたつもりです。

それが足りないと、不機嫌そうでした。

 

母は免許を取らせてもらえなかったので、車の運転は父に頼らざるを得なかったのですが、父は子どもたちの送り迎えも「運転手をさせられている」と ちょっと曲がった解釈をする人なので、なんだか疲れてしまって次第に頼らなくなっていきました。

 

なんか堅苦しい親子関係でしたねー(-_-)

 

我が子とは、お互いに気持ちを素直に表せる親子関係でいられたらいいなと思っています。