sensaiさんでも楽しい生活。

~ HSPが生きやすくなるブログ ~

子どもの頃に好きだった場所

 

なんだか今年はあっという間に1年が経とうとしています。

 

前半は子どもの受験。

合格したはいいが、緊急事態宣言で学校が始まらない空白の数か月間。

 

学校が始まったと思ったら夏休みに入り、

気付けば12月に(*_*)

 

部活部活でここ数年は忙しかった子どもと

一緒に過ごす時間があったのはよかったのですがね(^^)

 

今は家が好きなはずの私は、

実家暮らしの頃はお出かけしたくて仕方がありませんでした。

 

家にいると、いつ親の地雷を踏むか分からなかったから。

 

今日はどんなことで怒られるのだろう?

 いつもピリピリした空気が漂っていて、ゆったりした気持ちにはなれませんでした。

 

私が中学生の頃、父が一階と二階をしょっちゅう行ったり来たりするのが落ち着かず、

自分の部屋にいるのに一人でいる気がしなくて・・・

父は私がちゃんと勉強をしているのか気になっているのだろうと感じていました。

 

暑い日に部屋のドアを開けていると、何度も視界に入るので、クーラーのない部屋でドアを閉めて勉強していました。

 

父は過干渉なだけでなく、多動ぎみなんじゃないかと感じることがあります(汗)

玄関ドアを開けてしょっちゅう家と外を行ったり来たりするし、

テレビは家族が観ていても常にリモコンを持ってザッピングします。

(その他、色々エピソードあり)

なので一緒に居てもこちらが落ち着いて過ごせません。

 

家では両親がしょっちゅう言い争いをしていました。

声が大きいので、自分の部屋に籠っていても怒鳴り声が聞こえてくるし、

そんな声ばかり聞いていては、こちらも気分が滅入ってきます。

 

そのあとの食事の時間が憂鬱で仕方ありませんでした。

 

だったらまだ、駅前のお店とかコンビニをうろうろしていたほうがマシでした。

 

あとは母方の祖父母の家に避難することが多かった(笑)

 

子どもの頃に唯一心が落ち着く場所が 祖父母の家でした。

 

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同じ学区内に家があり、私は赤ちゃんの頃から小学校まで、日中は祖父母に面倒をみてもらって育ちました。

 

共働きの両親は、祖父母にはとても助けられていたと思います。

 

親が仕事から帰ってくる前に、私と妹に夕飯を食べさせてくれていました。

夕飯を食べながら アニメの再放送を見て、

その横で今は亡き祖父が静かに晩酌をしている。

何気ないその風景が懐かしい。

 

祖父母の家は実家よりもくつろげるし、好きな場所でした。

私にとっていい「逃げ場」になっていました。

父はそれを面白く思っていなかったようですが。

 

でも、あの場所がなかったら、私はグレていたかもしれない。

それか精神がもっと病んでいたかもしれない。

 

生きるのを辞めたいと何度か思ったけれど、

祖父母がいてくれたから、なんとか今まで踏ん張れたと言っても過言ではありません。

やっぱり、育ててくれた二人に悲しい思いをさせたくなかった。

 

書いていて何だか泣けてきた・・・ 

 

もう、その家は無くなってしまったけれど、祖父母との思い出は、

子どもの頃の「楽しかった思い出」として残っています。

 

今はその家がなくても、自分の家がくつろげる場所になったので大丈夫(^^)

 

時々落ち込んで辛いこともあるけれど、ゆったりと落ち着ける空間で

今自分が生きる意味を考えているうちに、またぼちぼち上を向けるようになります。

 

私は家族と自分のために、落ち着いて過ごせる我が家の雰囲気を大事にしていきたいと思っています。