子どもの頭痛
私は頭痛持ちです。
鎮痛剤は常に持ち歩いています。
首もヘルニアなので、調子が悪いと首からも頭痛になります。
肩こりも酷く、美容室でマッサージをしてもらうと「ガチガチですね」
と言われる始末。
経絡治療の先生に診てもらった時も、
「こんな体で今までよくガマンしてきたね」と言われてしまいました。
常に緊張状態にあるということかもしれません(^^;
体のあちこちがガチガチに凝っており、かなり気のめぐりが悪くなっていたそうです。
治療のあとは一時的には体が楽になりますが、続けて通わないと良くはなりませんね。
夫も頭痛持ちで、そのまた親も両家共に頭痛持ちの家族がいます。
そして、うちの子どももまた、頭痛持ち。
もう、これは家系です。
ですが、子どもが頭痛を訴えると、親は心配になります。
もしかして悪い病気なのでは?
と 最初は心配で仕方がありませんでした。
最初の頭痛は、幼稚園の入園式の日。まだ3歳半でした。
帰宅してお昼寝をしていました。
起きてすぐに頭が痛いとのたうち回り、戻してしまいました。
入園式で緊張して疲れたのだろうと 最初は軽く考えていたのですが、
痛がりかたが尋常ではなかったので、次第に不安になってきました。
総合病院の夜間救急へ連れて行き、事情を説明。
CT検査をされました。
検査結果は異状なし。
吐いたので、胃腸炎と診断されました。
でも、次の日はけろっと治っていたので、胃腸炎ではないと確信しましたが(^^;
その後もたびたび頭痛と嘔吐で幼稚園から呼び出しがきました。
午後から頭痛を訴えることが多かったのですが、
2~3時間眠れば回復することが多かったです。
週に1・2回は頭痛で泣きわめき、私も不安で仕方ありませんでした。
年中さんになった頃、総合病院の小児科へ相談しに行きました。
どれも異常なし。
親・祖父母の頭痛歴もあることから、
診断名は片頭痛で間違いないでしょうとのことでした。
悪い病気でなくてホッとしたのを覚えています。
そこから定期的に小児科を受診するようになりました。
最初は解熱鎮痛剤のカロナールを飲ませて、
保冷剤で痛む箇所を冷やして対処していました。
子どもの様子を見ているうちに、だんだん分かってきたことが。
それは、休みの前日や長期休暇に入る前後・新学期に入る前後の頭痛が多かったこと。
おそらくHSC気質がある子だったので、その辺は敏感に感じていたのだと思います。
緊張が解れた時・逆に何かの予定が入っていて緊張する時、
なんの前触れもなく痛いと言い出すんです。
大きな行事や旅行・お出かけの時は、親の私たちも子どもの頭痛が酷くならないか
内心ヒヤヒヤしていました。
痛みにも敏感で、頭痛の時は泣き叫び のたうち回るので、
私たち大人はただ事ではないのでは?と一層不安を感じることが多かったです。
抱っこしてひと泣きすると電池が切れたように眠ってしまい、
起きると治っていることが多かったです。
なんだか、不安や緊張を開放しているかのような、そんな感じでしたね。
今思えば、敏感な気質ゆえに 幼稚園での集団生活で神経が疲れてしまっていたのかな?
本人なりに一生懸命だったのだと思います。
小学生になり、引っ越して別の地域の小児科にお世話になることに。
その時もカロナールを処方されていましたが、朝から痛みが酷い日は殆ど効かず。
そこで五苓散という漢方薬を試してみましょうということになりました。
飲み始めて1~2週間後、頭痛の頻度が少なくなっていることに気が付きました。
あの頃は朝晩飲んでいたと思います。
痛みの強さも前に比べて小さくなったようで、
頭痛で学校を休むことが殆どなくなりました。
五苓散は、二日酔いの頭痛に効果のある漢方です。
体内の水分調節をしてくれるので、胃腸炎にも使われたりします。
うちの子どもが嘔吐が激しかった時、夜間救急で 五苓散の液体を
お尻から注入されたら ピタッと吐き気が治まり感動しました。
漢方って、まだ一般的ではないイメージですが、
私は試してみたい派です。
子どもの場合、五苓散の成分がいい感じに頭痛に効いてくれたみたいで
本当に助かりました。
中学に入ってからは、大人と同じ市販薬を飲み始めました。
アセトアミノフェン単独だと 効きがいまいちだったので、
イブプロフェンが配合された薬を飲んでみたところ、
割と早く回復することが分かり、今に至っています。
五苓散は、最近飲んでいませんが、市販薬だけでもなんとかなっているようです。
頭痛歴10年以上のベテラン選手になりました(笑)
こんなかんじで、我が子の頭痛ではけっこう心配しましたが、
大きくなってようやく私も少しホッとしているところです(^^)
お子さんの頭痛って、やっぱり心配ですよね。
子どもは痛みの種類や強さが上手く伝えられませんからね。
不安な時は、小児科や脳神経外科で相談してみるといいかもしれません。